知の前衛たち : 近代日本におけるマルクス主義の衝撃

書誌事項

知の前衛たち : 近代日本におけるマルクス主義の衝撃

寺出道雄著

(MINERVA歴史・文化ライブラリー, 12)

ミネルヴァ書房, 2008.6

タイトル別名

資本蓄積論 : 歴史の中の経済

資本主義分析の経済学

山田盛太郎 : マルクス主義者の知られざる世界

タイトル読み

チ ノ ゼンエイ タチ : キンダイ ニホン ニオケル マルクス シュギ ノ ショウゲキ

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注記

「資本蓄積論 : 歴史の中の経済」 (慶應義塾大学出版会, 1997年), 「資本主義分析の経済学」 (御茶の水書房, 2000年), 「山田盛太郎 : マルクス主義者の知られざる世界」 (日本経済評論社, 2008年) の続編

主要参考文献: p255-257

内容説明・目次

内容説明

一九二〇年代半ばから一九三〇年代半ばにかけて、日本の知識青年の精神を鷲掴みにしたマルクス主義。本書は、マルクス主義文学運動や日本資本主義論争に示される、文学・哲学から社会科学にわたるその衝撃の実相を、神原泰、高見順、蔵原惟人、三木清、山田盛太郎、柴田敬、小林秀雄、中村光夫などの思想的営為に即して明らかにする。鋭く柔らかくそして鮮やかに解読された昭和戦前期知のドラマ。

目次

  • 1 時代とマルクス主義(左傾の時代—神原泰の場合;転向の時代—高見順の場合)
  • 2 前衛としての知(美の理論—蔵原惟人の議論から;アントロポロギーとイデオロギーの理論—三木清の議論から;日本資本主義の理論—山田盛太郎の議論から;経済学の理論—柴田敬の議論から)
  • 3 マルクス主義が残したもの(「私小説論」再読—小林秀雄とマルクス主義;「私小説論」再読(続)—小林秀雄と中村光夫;貧困の構造—再び山田盛太郎の議論から)

「BOOKデータベース」 より

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