石炭で栄え滅んだ大英帝国 : 産業革命からサッチャー改革まで

書誌事項

石炭で栄え滅んだ大英帝国 : 産業革命からサッチャー改革まで

山崎勇治著

(Minerva西洋史ライブラリー, 79)

ミネルヴァ書房, 2008.6

タイトル別名

石炭で栄え滅んだ大英帝国

タイトル読み

セキタン デ サカエ ホロンダ ダイエイテイコク : サンギョウ カクメイ カラ サッチャー カイカク マデ

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注記

参考文献: p349-360

略年表: p361-371

索引: p372-380

第7,8,9,11章と終章の一部以外は、既発表論文の加筆、修正

内容説明・目次

内容説明

日本を凌駕するほどの金融街シティーの好景気。それを可能にしたのはサッチャーかブレアか。製造業から金融へのターニング・ポイントは1984‐1985年の炭鉱ストライキであった。フォークランド戦争の2倍の経費を使って炭鉱ストライキを押しつぶしたサッチャーの意図は何であったのか。著者はイギリス中を駆け回り、イアン・マクレガー石炭庁総裁、トニー・ベン労働党元産業大臣、第2組合書記長、炭坑村の子供たち、警察官などと会見し、彼らの生の声から炭鉱ストライキの本質を追求していく。18世紀の産業革命から現在までの250年間の「イギリス石炭業史」の中から「サッチャーが果たした歴史的役割」を知る上で手がかりとなる必読の書。

目次

  • 第1部 大英帝国時代—1750〜1913年(大英帝国の繁栄と石炭;パックス・ブリタニカを支えたカーディフ炭;世界支配のてまの戦略物資と化したカーディフ炭—日露戦争とバルティック艦隊の大遠征を例として)
  • 第2部 両大戦間期—1914〜1945年(ドーズ案と1926年ゼネラルストライキ—南ウェールズを中心として;大英帝国の黄昏とイギリス炭鉱業の斜陽化;イギリス炭鉱業再建への方策)
  • 第3部 国有化から民営化時代—1945年〜(労働党政権と炭鉱国有化政策;「所得政策」の展開—ウィルソン労働党政権とヒース保守党政権;トニー・ベン労働党産業大臣と「英国産業再生白書」;サッチャー政権と1984〜85年炭鉱ストライキ)
  • 第4部 インタビューを通じてみた炭鉱ストライキ(トニー#ベン労働党産業大臣へのインタビュー;イアン・マクレガー石炭庁総裁へのインタビュー;各団体・市民へのインタビュー;今日の好景気を支えているのはサッチャーかブレアか)

「BOOKデータベース」 より

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