「生きづらさ」について : 貧困、アイデンティティ、ナショナリズム
著者
書誌事項
「生きづらさ」について : 貧困、アイデンティティ、ナショナリズム
(光文社新書, 358)
光文社, 2008.7
- タイトル別名
-
生きづらさについて : 貧困アイデンティティナショナリズム
- タイトル読み
-
イキズラサ ニツイテ : ヒンコン アイデンティティ ナショナリズム
大学図書館所蔵 件 / 全167件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
いま多くの人が「生きづらさ」を感じている。一九九八年以降、自殺者数は毎年三万人を超え、毎日のように練炭自殺や硫化水素自殺のニュースが報じられている。鬱病など、心を病む人も増える一方だ。これらの現象は、現代社会に特有の「生きづらさ」と無縁ではない。その背景には、もちろん経済のグローバル化に伴う労働市場の流動化が生んだ、使い捨て労働や貧困、格差の問題もあるだろう。他方で、そういう経済的な問題とは直接関係のない「純粋な生きづらさ」もあるだろう。本書では、さまざまな「生きづらさ」の要因を解きほぐしながら、それを生き延びていくためのヒントを探っていく。
目次
- 第1章 「生きづらさ」はどこからくるのか?(「生きづらさ」と現代;空気を読んで自殺する ほか)
- 第2章 貧困とアイデンティティ(いろんな意味で状況が変わってきた;盛り上がるフリーターや反貧困の運動 ほか)
- 第3章 認められることの困難とナショナリズム(「希望は戦争」論争;格差とルサンチマン ほか)
- 第4章 「超不安定」時代を生き抜く(二〇〇八年インディーズ系メーデー;ニートや引きこもりは労働問題 ほか)
「BOOKデータベース」 より