日本の数学西洋の数学 : 比較数学史の試み
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書誌事項
日本の数学西洋の数学 : 比較数学史の試み
(ちくま学芸文庫, [ム4-1])
筑摩書房, 2008.9
- タイトル別名
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日本の数学 : 西洋の数学
- タイトル読み
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ニホン ノ スウガク セイヨウ ノ スウガク : ヒカク スウガクシ ノ ココロミ
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注記
1981年5月, 中央公論社から刊行されたものの文庫化
略年表: p262-265
内容説明・目次
内容説明
「和算は専門ではないが必要ならそのうち紹介したい。そしてわれわれには見えぬ和算の側面を教えていただきたい」「そのお礼に、できればヨーロッパ数学の中で、みなさんに見えぬ側面を教えてさしあげたい。いずれにしても、自分の背中は見えぬものだから」パリでの学会発表における著者の結びのスピーチはたいそう受けたという。本書では二つの数学を歴史的にたどりつつ、円周率などをめぐる関孝和、建部賢弘、オイラー、ウォリスなどの原典を読み解き、そこに思想的文化的基盤の差異を洞察する。と同時に、洋の東西を問わない発見の喜びも透かし見えてくる。学問としての比較数学史をめざした定評の書。
目次
- 1章 課題と展望(数学の何をどう比べるか;円周率をめぐる歴史の概要 ほか)
- 2章 西洋数学の源流(『原論』以前のギリシア数学;ユークリッドの『原論』 ほか)
- 3章 和算の形成とその性格(平安時代までの日本の数学;和算の源流—シナ数学の伝統 ほか)
- 4章 近世ヨーロッパの数学(西洋中世の意義—西洋近世数学の思想的背景;記号代数学への道 ほか)
- 5章 比較数学史について
「BOOKデータベース」 より