新幾何学思想史
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新幾何学思想史
(ちくま学芸文庫, [コ25-1])
筑摩書房, 2008.10
- タイトル読み
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シン キカガク シソウシ
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注記
『新幾何学思想史』 (1966年三一書房刊)を底本とし, 『近藤洋逸数学史著作集第1巻』(日本評論社1994年刊)を適宜参照した
内容説明・目次
内容説明
ガウスやロバチェフスキー、リーマンらによって形成され、19世紀数学の一景観を築いた非ユークリッド幾何学。これら立役者たちの活躍の一方で、サッケーリやランベルトのように、非ユークリッド幾何学の入口に限りなく近づきながらもあえてその中に入ろうとしなかった数学者たちがいた。彼らを躊躇させたものは何だったのか?そしてロバチェフスキーやリーマンに推進力を与えたものとは?数学内の論理的・自律的な展開だけでなく、新しい学問をとりまく社会状況や精神的高揚をみごとに再現してみせた本書は、単なる「数学者列伝」以上の示唆を与えてくれるだろう。
目次
- 第1章 ユークリッド幾何学と平行線公理
- 第2章 先駆者サッケーリ
- 第3章 先駆者ランベルト
- 第4章 ガウス 非ユークリッド幾何学の樹立
- 第5章 ロバチェフスキー
- 第6章 ボヤイ父子
- 第7章 リーマン幾何学成立の背景
- 第8章 経験主義と公理論
- 第9章 非ユークリッド幾何学と哲学者たち
「BOOKデータベース」 より