戦後イギリス外交と対ヨーロッパ政策 : 「世界大国」の将来と地域統合の進展,1945〜1957年
著者
書誌事項
戦後イギリス外交と対ヨーロッパ政策 : 「世界大国」の将来と地域統合の進展,1945〜1957年
(国際政治・日本外交叢書, 8)
ミネルヴァ書房, 2008.11
- タイトル別名
-
戦後イギリス外交と対ヨーロッパ政策 : 世界大国の将来と地域統合の進展19451957年
- タイトル読み
-
センゴ イギリス ガイコウ ト タイ ヨーロッパ セイサク : 「セカイ タイコク」 ノ ショウライ ト チイキ トウゴウ ノ シンテン 1945 1957ネン
大学図書館所蔵 件 / 全153件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
参考文献: 巻末p9-25
内容説明・目次
内容説明
第二次世界大戦に辛うじて勝利したイギリスは、グローバルな利害を持つ「世界大国」の地位をいかにして維持しようとし、その過程で仏独伊ベネルクス6カ国によるヨーロッパ統合運動といかなる関係を構築したのか。戦後イギリス外交の基本方針である、コモンウェルス、アメリカ、ヨーロッパからなる「3つの環」という発想の誕生と変容の過程を、政府公文書を読み込むことにより解明する。
目次
- 「世界大国」としてのイギリスとその戦後外交の課題
- 第1部 イギリスの戦後対ヨーロッパ基本戦略の形成過程—戦後世界秩序の「デザイン」の模索、一九四五〜一九四九年(ベヴィンの「グランド・デザイン」とイギリスの対ヨーロッパ政策;マーシャル・プランとウェスタン・ユニオン構想;対ヨーロッパ政策の転換と新たなデザイン—「第三の世界勢力」から「三つの環」へ)
- 第2部 プランの時代—アトリー政権/チャーチル政権とECSC/EDC構想、一九五〇〜一九五四年(アトリー政権と二つの統合プラン—「可能な限り緊密な協力関係」という政策;チャーチル政権とECSC—協力関係の形成を求めて;EDCの挫折とWEUの創設—プランによる統合の「限界」とイギリス外交の成果)
- 第3部 プラン対プラン—協力関係の限界と対ヨーロッパ政策の再編、一九五五〜一九五七年(「ヨーロッパの再発進」—メッシナ共同市場構想の登場とイギリス;共同市場不参加の決定と「対抗提案」の模索;プランG—自由貿易地帯構想の誕生 ほか)
- 自由貿易地帯構想の挫折と対ヨーロッパ政策変遷過程の意味
「BOOKデータベース」 より