砂糖のイスラーム生活史

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砂糖のイスラーム生活史

佐藤次高著

岩波書店, 2008.12

タイトル読み

サトウ ノ イスラーム セイカツシ

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注記

史料と参考文献: 巻末p15-30

索引: 巻末p1-13

内容説明・目次

内容説明

現代人の食生活に欠かすことのできない、砂糖。砂糖きびを原料とするその製法は、後一世紀に北インドで始まり、その後、東西世界へと広まった。中東イスラーム世界からヨーロッパへと伝えられた砂糖が、のちに世界史を動かす一大商品になることは、あまりにもよく知られている。では、砂糖はイスラーム世界でいかに普及し、またいかなる役割を果たしたのだろうか。本書は、この重要な問いに答えるため、膨大なアラビア語史料を駆使して、砂糖きび栽培、砂糖生産と交易、政治権力の関与、医学・食との関わり、などを解明する。ひとつの“もの”を通してえがくイスラーム社会史であり、従来の「砂糖の世界史」に新局面をひらく貴重な実証研究である。

目次

  • 第1章 砂糖生産のはじまりと拡大
  • 第2章 赤砂糖から白砂糖へ—製糖の技術
  • 第3章 ラクダと船に乗って—商品としての砂糖
  • 第4章 砂糖商人の盛衰
  • 第5章 薬としての砂糖
  • 第6章 砂糖と権力—賜り品と祭の品
  • 第7章 食生活の変容

「BOOKデータベース」 より

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