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近代日本メディア人物誌

土屋礼子編著

ミネルヴァ書房, 2009.6-

  • 創始者・経営者編
  • ジャーナリスト編

Title Transcription

キンダイ ニホン メディア ジンブツシ

Available at  / 262 libraries

Note

ジャーナリスト編の編著者: 土屋礼子, 井川充雄

年表: 創始者・経営者編: p259-267 . ジャーナリスト編: p293-303

参考文献: 各章末

Contents of Works

  • 創始者・経営者編: 岸田吟行 : 幕末に新聞雑誌を創刊,日本初の従軍記者 / 土屋礼子 [執筆]
  • ジョン・レディ・ブラック : 開化日本を報じた英国人ジャーナリスト / 浅岡邦雄 [執筆]
  • 福地桜痴 : 世論の風潮を顧ずして往進すべし / 山口功二 [執筆]
  • 仮名垣魯文 : 軽妙な文体とゴシップで庶民を新聞に親しませた戯作者 / 土屋礼子 [執筆]
  • 福沢諭吉 : 「日本一の時事新報」の盛衰 / 都倉武之 [執筆]
  • 矢野龍渓 : 『郵便報知新聞』で新聞大衆化を断行 / 土屋礼子 [執筆
  • 村上龍平 : 『朝日新聞』を全国紙に育てた経営者 / 土屋礼子 [執筆
  • 黒岩涙香 : スキャンダル報道で読者をつかむ / 奥武則 [執筆
  • 徳富蘇峰 : 明治・大正・昭和三つの時代をリードした新聞記者 / 有山輝雄 [執筆
  • 陸羯南 : 孤高の新聞記者 / 有山輝雄 [執筆
  • 秋山庭輔 : 利益と言うことよりは寧ろ一人でも余計に読んで貰う / 櫻井良樹 [執筆
  • 本山彦一 : 新聞紙も一種の商品なり / 奥武則 [執筆
  • 瀬木博尚 : 活字文化を支えた広告人 / 山本武利 [執筆
  • 光永星雄 : 世界の電通の創業者 / 山本武利 [執筆
  • 大橋新太郎 : 「博文館王国」を築いた出版人 / 浅岡邦雄 [執筆
  • 佐藤義亮 : 文学出版社・新潮社の創立者にして近代文学史のプロデューサー / 日比嘉高 [執筆
  • 羽仁もと子 : 生活への着目から『婦人之友』へ / 三鬼浩子 [執筆
  • 嶋中雄作 : 読者は単なる商品の顧客とは違ふ / 掛野剛史著
  • 山本実彦 : 「出版会の四天王」の栄光と挫折 / 五味渕典嗣 [執筆
  • 菊池寛 : 生活第一,芸術第二 / 甘露純規 [執筆
  • 野間清治 : 「雑誌王」の立身出世主義 / 佐藤卓己 [執筆
  • 岩波茂雄 : 出版の理想を求めて / 十重田裕一 [執筆
  • 小林一三 : 「大衆本意」[家庭本位]を貫いた異色の実業家 / 津金澤聰廣 [執筆
  • 下中弥三郎 : 出版は教育である / 福井純子 [執筆
  • 岩永祐吉 : 通信社の基礎を築く / 里見脩著 [執筆
  • 正力松太郎 : 読売新聞・日本テレビの総帥 / 井川充雄 [執筆
  • 前田久吉 : 「大阪新聞」「産経新聞]の創立者 / 井川充雄 [執筆
  • 今道潤三 : 俗番組に徹せよ / 丹羽美之 [執筆
  • 前田義徳 : NHK中興の祖 / 井川充雄 [執筆
  • ジャーナリスト編: 末広鉄腸 : 言論の自由と輿論政治の理想を求めて / 土屋礼子 [執筆]
  • 中江兆民 : 恩賜的民権から恢復的民権へ / 松永昌三 [執筆]
  • 木下尚江・松本英子 : 足尾鉱毒事件の解決を目指して / 福井淳 [執筆]
  • 宮武外骨 : 古来無類の筆禍者 / 福井純子 [執筆]
  • 三宅雪嶺 : 「敵なき記者」として三代の論壇を闊歩 / 中野目徹 [執筆]
  • 志賀重昂 : 雑誌『日本人』主筆から政友会代議士へ / 中野目徹 [執筆]
  • 島田三郎・山路愛山 : キリスト教改良主義からジャーナリズムへ / 岡田章子 [執筆]
  • 池辺三山 : 東京朝日新聞を飛躍・発展させたサラリーマン主筆 / 小宮一夫 [執筆]
  • 松崎天民 : 社会探訪の名手 / 土屋礼子 [執筆]
  • 村嶋歸之 : 「労働記者」と呼ばれたジャーナリスト / 木村和世 [執筆]
  • 山川均・山川菊栄・荒畑寒村 : 社会主義ジャーナリズムの展開 / 志村正昭 [執筆]
  • 杉村楚人冠 : 多彩な国際派ジャーナリスト / 土屋礼子 [執筆]
  • 鳥居素川・長谷川如是閑 : 自主独立の言論を目指した二人のジャーナリスト / 古川江里子 [執筆]
  • 恩田和子 : 戦前期を代表する女性記者 / 土屋礼子 [執筆]
  • 大正期の女性記者 : 奥むめおと先達大沢豊子・竹中繁子・小橋三四子 / 三鬼浩子 [執筆]
  • 石橋湛山 : 小日本主義の見識とその孤高 / 増田弘 [執筆]
  • 中野正剛 : 民権派ジャーナリストから朝野の政治家へ / 吉田則昭 [執筆]
  • 笠信太郎 : 最後の論説記者 / 吉田則昭 [執筆]
  • 水野広徳 : 兵は凶器なり / 片山慶隆 [著]
  • 桐生悠々 : 反骨のジャーナリスト / 松永昌三 [執筆]
  • 清沢洌 : 戦時下の理想主義ジャーナリスト / 山本義彦 [執筆]
  • 馬場恒吾 : あるリベラリストの戦前と戦後 / 井川允雄 [執筆]
  • 鈴木東民 : 不屈のジャーナリスト / 井川允雄 [執筆]
  • 正木ひろし : 権力への抵抗を貫いた人権派弁護士 / 片山慶隆 [執筆]
  • 大宅壮一 : 二つの大衆社会化状況を生きた、「無思想」の「マスコミの王様」 / 阪本博志 [執筆]
  • 伝英夫 : ニュースキャスターの草分け / 丹羽美之 [執筆]
  • 沢田教一 : ベトナム戦争報道写真でピュリツアー賞を受賞した日本人カメラマン / 別府三奈子 [執筆]
  • 大森実 : 'エンピツ一本'の国際事件記者・評論家 / 別府三奈子 [執筆]
  • 本多勝一 : 探検家・民俗学者・国際派社会部記者 / 桂敬一 [執筆]
  • 立花隆 : 永遠に未完の文明評論家 / 桂敬一 [執筆]
  • 江川紹子 : 心と社会をつなぐジャーナリスト / 小玉美意子 [執筆]

Description and Table of Contents

Volume

創始者・経営者編 ISBN 9784623054183

Description

本書は、近代日本におけるメディアの歴史を、経営者、とくに創始者から読み解くことを目指している。時代の流れの中で、悪戦苦闘しながら、自ら時代と向き合い、切り開いていった経営者たち。彼らの歩みは、日本のメディアの歴史、さらには日本近代史そのものを物語っている。メディアとは人である。そのことを、本書は明確に示している。

Table of Contents

  • 第1部 黎明期のメディアを創った人々(岸田吟香—幕末に新聞雑誌を創刊、日本初の従軍記者;ジョン・レディ・ブラック—開化日本を報じた英国人ジャーナリスト;福地桜痴—世論の風潮を顧ずして往進すべし;仮名垣魯文—軽妙な文体とゴシップで庶民を新聞に親しませた戯作者;福沢諭吉—「日本一の時事新報」の盛衰;矢野龍渓—『郵便報知新聞』で新聞大衆化を断行;村山龍平—『朝日新聞』を全国紙に育てた経営者;黒岩涙香—スキャンダル報道で読者をつかむ;徳富蘇峰—明治・大正・昭和三つの時代をリードした新聞記者;陸羯南—孤高の新聞記者;秋山定輔—利益と言うよりは寧ろ一人でも余計に読んで貰う;本山彦一—新聞紙も一種の商品なり;瀬木博尚—活字文化を支えた広告人;光永星郎世界の電通の創業者)
  • 第2部 メディアの変革を主導した人々(大橋新太郎—「博文館王国」を築いた出版人;佐藤義亮—文学出版社・新潮社の創立者にして近代文学史のプロデューサー;羽仁もと子—生活への着目から『婦人之友』へ;嶋中雄作—読者は単なる商品の顧客とは違ふ;山本実彦—「出版界の四天王」の栄光と挫折;菊池寛—生活第一、芸術第二;野間清治—「雑誌王」の立身出世主義;岩波茂雄—出版の理想を求めて;小林一三—「大衆本位」「家庭本位」を貫いた異色の実業家;下中弥三郎—出版は教育である;岩永裕吉—通信社の基礎を築く;正力松太郎—読売新聞・日本テレビの総帥;前田久吉—『大阪新聞』『産経新聞』の創立者;今道潤三—俗番組に徹せよ;前田義徳—NHK中興の祖)
Volume

ジャーナリスト編 ISBN 9784623074822

Description

メディアは人である。ジャーナリストが時代と向き合い、格闘し、栄光と挫折を積み重ねてきたことで今日のメディアが存在する。本書は、『近代日本メディア人物誌—創始者・経営者編』の続刊であり、日本のメディアの歴史を、時代を代表するジャーナリストたちの活躍から見ていくものである。言論はいかに世の中を動かしてきたか。メディアが多様化し、グローバル化の中でそのあり方を問われている今日にあって、その源流を改めて考え直すことを提言する一冊である。

Table of Contents

  • 第1部 明治期—「言論の自由」をめぐる攻防(末広鉄腸—言論の自由と輿論政治の理想を求めて;中江兆民—恩賜的民権から恢復的民権へ ほか)
  • 第2部 大正期—デモクラシーとジャーナリズムの発展(松崎天民—社会探訪の名手;村嶋歸之—「労農記者」と呼ばれたジャーナリスト ほか)
  • 第3部 昭和前期—「帝国の戦争」に対して(石橋湛山—小日本主義者の見識とその孤高;中野正剛—民権派ジャーナリストから朝野の政治家へ ほか)
  • 第4部 昭和後期—戦後とは何だったのか(大宅壮一—二つの大衆社会化状況を生きた、「無思想」の「マスコミの王様」;田英夫—ニュースキャスターの草分け ほか)

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