夜寝覚物語 (よるのねざめものがたり)
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注記
巻一・二・三底本: 三条家旧蔵本 (現在巻一・三は宮内庁書陵部蔵, 巻二は神宮文庫蔵)
巻四・五底本: 中村本 (国文学研究資料館蔵)
年立・系図・登場人物一覧・梗概・解題: p[383]-420
参考文献: p421-422
栞あり
内容説明・目次
内容説明
聡明で美しい女主人公・妹姫君は、姉の婚約者である中納言と知らずに契りを結び、密かにその子を出産する。その後、親子ほども歳の離れた左大将(後の老関白)と結婚し、その寛大な人柄にやすらぎを覚える。姉・大君との感情の齟齬や、帝や宮中将の恋慕などに苦悩の日々を送るが、老関白の死後、男君(もとの中納言)と結ばれ、幸せな大団円を迎える。平安後期に成立した『夜の寝覚』の改作本。原作・改作がともに現存する、極めて貴重な作品である。
「BOOKデータベース」 より