書誌事項

中国の異民族支配

横山宏章著

(集英社新書, 0499A)

集英社, 2009.6

タイトル読み

チュウゴク ノ イミンゾク シハイ

大学図書館所蔵 件 / 147

注記

関連年表: p224-230

主要参考文献: p231-235

内容説明・目次

内容説明

孫文、蒋介石、毛沢東…。中国近現代史に登場したキーパーソンの言葉を検証して、中国の異民族支配の根底にある、清朝以前から変わらない華夷秩序構造をあぶりだす。そこには、異民族を排斥する「華夷之辨」と、異民族をも併せ呑む「大一統」というふたつのバリエーションがあった。後者の流れをくむ「大家庭」の概念のもと、中国の多民族は一つというコンセプトをもって、異民族を支配しつづける現代中国。チベット、ウイグルなどでは漢民族の入植が進み、異民族の文化は危機にさらされている。報道統制を潜り抜け、民族蜂起、独立運動を背景としたテロ事件が散発的に伝えられるいま、その支配論理の根源を探る。

目次

  • 第1章 「華夷之辨」と「大一統」—排外と融和の中華思想
  • 第2章 革命派対変法派—清朝末期“二つ”の中華思想の闘い
  • 第3章 辛亥革命と五族共和—排外に始まり融和に終わった革命
  • 第4章 コミンテルン、共産党と国民党の確執—民族自決と中華思想
  • 第5章 蒋介石の国民政府の時代—構造不変の中華帝国
  • 第6章 共産党の民族政策—それは解放なのか?

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ