物語論で読む村上春樹と宮崎駿 : 構造しかない日本

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物語論で読む村上春樹と宮崎駿 : 構造しかない日本

大塚英志 [著]

(角川oneテーマ21, A-102)

角川書店 , 角川グループパブリッシング (発売), 2009.7

タイトル読み

モノガタリロン デ ヨム ムラカミ ハルキ ト ミヤザキ ハヤオ : コウゾウ シカ ナイ ニホン

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注記

再版 (2013.10.25発行) の発行所: KADOKAWA

内容説明・目次

内容説明

暴走する「物語メーカー」に「欠損した私」を委ねてはいけない。少なくとも「構造しかない」物語にこの国全体が「とてつもない日本」という空虚な意味を補填し、日本が世界に届いたと思い込むことだけは止めた方がいい。何も届いていないし、届けてしまってはいけないのである。9・11はアメリカ、ないしはブッシュという「物語メーカー」の暴走としてあり、そこに日本人は「欠損した私」を委ねてしまったことは忘れてはならない。

目次

  • 序 構造しかない日本
  • 第1章 八〇年代における「文学」の『スター・ウォーズ』化について
  • 第2章 『羊をめぐる冒険』の「僕」はいかにしてルーク・スカイウォーカーとなったか
  • 第3章 宮崎駿は『ゲド戦記』を何故、嫌悪するのか
  • 第4章 ポニョの母親は何故巨大なのか
  • 終章 もう一度、「構造しかない日本」について
  • 補論(あとがきにかえて) 『1Q84』と村上春樹の再『スター・ウォーズ』化

「BOOKデータベース」 より

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