戦後思想家としての司馬遼太郎
著者
書誌事項
戦後思想家としての司馬遼太郎
筑摩書房, 2009.7
- タイトル別名
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戦後思想家としての司馬遼太郎
- タイトル読み
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センゴ シソウカ トシテノ シバ リョウタロウ
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注記
司馬遼太郎年譜: p369-383
参考文献: p384-394
内容説明・目次
内容説明
没後十年以上たって、戦後が終焉したいま、司馬を読む行為は、戦後の日本、なかんずくナショナリズムとは何かを探ることである。『竜馬がゆく』『坂の上の雲』などを、戦後の時空間のなかで読み解く。全編書き下ろし。
目次
- 第1章 はじまりとしてのサラリーマン(新聞記者としての司馬遼太郎—『名言随筆サラリーマン』;書き出された小説世界—「白い歓喜天」;「忍び」に託した社会認識—『梟の城』)
- 第2章 幕末維新期への関心(一九六二年の司馬遼太郎—「魔女の時間」;幕末の集団と人物—『燃えよ剣』;幕末維新の歴史像—『竜馬がゆく』)
- 第3章 東アジアのなかの日本国家論(躍動する日本国家像—『坂の上の雲』;国民国家創出の困難—『翔ぶが如く』;「日本人」をめぐって—「故郷忘じがたく候」;時間と空間の新たな把握—『街道をゆく』1)
- 第4章 文明論の展開(現代史への踏み出し—『ひとびとの跫音』;移動する民の記述—『菜の花の沖』;東アジアの歴史文明へ—『韃靼疾風録』;文化交流と少数民族への眼—『街道をゆく』2)
- 第5章 時評によるメッセージ(北方論と台湾論—『街道をゆく』3;時論と発言—『この国のかたち』)
「BOOKデータベース」 より