理性への回帰
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書誌事項
理性への回帰
(叢書・ウニベルシタス, 923)
法政大学出版局, 2009.8
- タイトル別名
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Return to reason
- タイトル読み
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リセイ エノ カイキ
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注記
原著 (Harvard University Press, c2001) の完訳
内容説明・目次
内容説明
近代の学問世界を支配した数学的・科学的合理性は、その行き過ぎた理論偏重のゆえに、人間の具体的現実への理に適った態度を軽視させることとなった。世界の根源的不確実性を排除せず、歴史と経験を重視し、つねに知的活動の根拠を問う実務家的道理性への回帰こそがいま求められている。名著『近代とは何か』に続く、科学哲学の枠を超えた重要な文明史的提言。
目次
- 序論 合理性と確実性
- 理性はどのようにしてバランスを失ったのか
- 専門分野の発案
- 経済学、あるいは幻の物理学
- 合理主義の夢
- 方法再考
- 実践的理性と臨床技術
- 倫理理論と道徳的実践
- 専門分野の問題点
- バランスを取り戻す
- 経験の多様性
- 時間と場所の世界
- 後記 不確実性を生きる
「BOOKデータベース」 より