教養としての日本宗教事件史
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教養としての日本宗教事件史
(河出ブックス, 002)
河出書房新社, 2009.10
- タイトル読み
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キョウヨウ トシテノ ニホン シュウキョウ ジケンシ
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注記
主要参考文献: p211-212
内容説明・目次
内容説明
現代人にとって、宗教についての知識・教養は不可欠なものになりつつある。そしてその本質に迫るには、宗教のもつスキャンダラスな側面を無視することはできない。仏教伝来、大仏開眼、空海VS最澄、末法思想の広がり、信長の蛮行、お蔭参り、大本事件、天皇の人間宣言、踊る宗教、宗教の「お一人様化」…さまざまな意味で対立を引き起こしたもの、一般の宗教史ではあまり触れられないものを中心に、24の事件を現代と通じるかたちで取り上げながら、日本人と宗教の歴史をダイナミックに描く。
目次
- 新しくやって来た仏教とそれを迎え撃つ神道との対決
- 大仏開眼という国際的イベントと環境破壊
- 命をかけて海を渡ってきた鑑真は本望をとげたのか
- 空海と最澄との戦いはけっきょくどちらが勝利したのか
- 往生への異様な情熱が時代を席捲する
- 日蓮の真の敵は空海だった
- 蓮如がいなかったら親鸞は生き残ったか
- 茶道はドラッグとして輸入された
- 禅寺で中国語が使われていた深いわけ
- 日本を一挙に近代化した織田信長の蛮行
- キリシタンは日本をキリスト教化する可能性を持っていたのか
- 人を神として祀ることは冒涜ではないのか
- 出開帳という新しいビジネス・モデルの登場
- 宗教バブルとしてのお蔭参り
- 廃仏毀釈に飲み込まれた大寺院
- 宗教的原理主義の先駆けとしての明治政府
- 天理教は天皇制に対抗したのか
- 熱病のように広がった聖霊降臨
- 徹底して弾圧された大本の真の野望は
- 宗教国家としての満州国と日蓮主義
- 天皇の人間宣言は何を意味したのか
- 踊る宗教と戦う宗教が戦後日本を変える
- 地球温暖化と戦う明治神宮
- お一人様宗教の時代
「BOOKデータベース」 より