ザビーナ・シュピールラインの悲劇 : フロイトとユング,スターリンとヒトラーのはざまで
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ザビーナ・シュピールラインの悲劇 : フロイトとユング,スターリンとヒトラーのはざまで
岩波書店, 2009.10
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Sabina Spielrein : eine fast grausame Liebe zur Wissenschaft
ザビーナシュピールラインの悲劇 : フロイトとユングスターリンとヒトラーのはざまで
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ザビーナ・シュピールライン ノ ヒゲキ : フロイト ト ユング,スターリン ト ヒトラー ノ ハザマ デ
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Note
原著 (Zürich : Dörlemann, 2005) の, 文献目録, 文書館・研究機関リスト, および人名索引を除いた全訳
注: 巻末p1-64
図版リストおよび掲載ページ: 巻末p65
ザビーナ・シュピールライン=シェフテル関連年表: 巻末p66-67
Description and Table of Contents
Description
若きユングの最初の患者にして恋人、後に独創的な精神分析家としてフロイトからも高く評価されたザビーナ・シュピールライン。しかし母国ロシアに戻った彼女を待っていたのは、スターリン時代の粛清により弟三人を銃殺され、自らもドイツ軍に娘二人とともに虐殺されるという残酷な運命だった。スキャンダルの当事者という歪曲された烙印を押されたまま、先駆的な業績とともに歴史の闇に葬られていた彼女の生涯を、膨大な史料と各国にわたる調査により丹念に跡付けた画期的な力作。
Table of Contents
- 第1部 ロシアでの幼年時代(父親の生い立ち—農民の息子から大商人へ;母親の生い立ち—帝政ロシアで初めて大学に入学した女性の一人;ロストフ・ナ・ドヌーでの幼年時代;ロストフのエカテリーナ・ギムナジウムにて)
- 第2部 スイス時代—1904〜1911年(神経症の時代;約束の地;ブルクヘルツリ精神病院;ユングの治療とザビーナの転移;友人の女性たち;チューリヒのロシア人女子学生たち;ザビーナの孤独;ユングからフロイトへの報告;医学博士の試験に合格する)
- 第3部 ミュンヒェン‐ウィーン‐ロストフ‐ベルリン—一九一一〜一九一四年(論文「生成の原因としての破壊」;ウィーンでフロイトに師事する;ロストフでの結婚;ベルリン時代—一九一二−一九一四年)
- 第4部 二度目のスイス滞在—一九一四〜一九二三年(ローザンヌ—『風』;ジュネーヴの精神分析家;東か西か?)
- 第5部 ソ連の実験室—一九二三〜一九四二年(「マシニザーツィヤ」—新しい人間への夢;ロシアを覆う闇;ザビーナ・シュピールラインの死)
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