「満洲」の成立 : 森林の消尽と近代空間の形成
著者
書誌事項
「満洲」の成立 : 森林の消尽と近代空間の形成
名古屋大学出版会, 2009.11
- タイトル別名
-
満洲の成立 : 森林の消尽と近代空間の形成
- タイトル読み
-
マンシュウ ノ セイリツ : シンリン ノ ショウジン ト キンダイ クウカン ノ ケイセイ
大学図書館所蔵 件 / 全241件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
執筆者: 深尾葉子, 永井リサ, 兼橋正人, 安冨歩, 原山煌, 松重充浩, 上田貴子
文献: 各章末
内容説明・目次
内容説明
赤い夕陽と凍てつく大地、森を切り裂く鉄道と疾駆する馬車、特産の大豆と独自の紙幣、大商人と移民、廟会とペストなど、相互のダイナミックな連関を解き明かし、中国本土とは異なる社会システムとその形成過程を初めてトータルに捉えた画期的著作。生態系から経済・政治・宗教まで。
目次
- 序章 バイコフに捧ぐ
- 第1部 密林を切り裂く鉄道(タイガの喪失;鉄道・人・集落;凍土を駆ける馬車;タルバガンとペストの流行)
- 第2部 すべての道は県城へ(県城経済—一九三〇年前後における満洲農村市場の特徴;県流通券;廟に集まる神と人)
- 第3部 新たな権力構造の創出(国際商品としての満洲大豆;営口—張政権の地方掌握過程;奉天—権力性承認と糧桟)
- 第4部 比較の視点(山東の小農世界;スキナー定期市論の再検討;中国農村社会論の再検討;森林の消尽と近代空間の形成—樹状組織の出現)
「BOOKデータベース」 より