永井荷風の生活革命
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書誌事項
永井荷風の生活革命
(岩波セミナーブックス, S9)
岩波書店, 2009.12
- タイトル読み
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ナガイ カフウ ノ セイカツ カクメイ
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注記
巻末付録<荷風文学への小径>: p153-186
内容説明・目次
内容説明
永井荷風(一八七九‐一九五九)は身分階層にかかわらず、すべての人が快適な住居に暮らし、シンプルで美しい人生を過ごすことを目指した。著者は、荷風の個人主義がそうした公的な視野をはらむことに注目し、女性の自立、個と孤の生活詩、荷風の庭、老いと死の意識という四つの視角から彼のユニークな「生活革命」を照射する。読書案内「荷風文学への小径」を付す。
目次
- 第1章 女性の自立の物語(永井荷風の人と作品;“荷風”のはじまり ほか)
- 第2章 個と孤の生活詩(二度の結婚と離婚—新橋名妓・八重次との結婚革命;『妾宅』とウィリアム・モリスの生活芸術思想 ほか)
- 第3章 荷風の庭(初期小説における花園;アルカディアとしての庭の詩の影響 ほか)
- 第4章 老いと死の意識(永井荷風における老いの原点—理想の老人像;柳田国男と永井荷風 ほか)
- 巻末付録 “荷風文学への小径”永井荷風生誕百三十年記念荷風随筆セレクト13(客子暴言;矢はずぐさ ほか)
「BOOKデータベース」 より