感染症の中国史 : 公衆衛生と東アジア

書誌事項

感染症の中国史 : 公衆衛生と東アジア

飯島渉著

(中公新書, 2034)

中央公論新社, 2009.12

タイトル読み

カンセンショウ ノ チュウゴクシ : コウシュウ エイセイ ト ヒガシアジア

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注記

主要参考文献: p201-205

内容説明・目次

内容説明

一九世紀末、列強に領土を蚕食されるなか、中国では劣悪な栄養・衛生状態、海外との交流拡大によって、感染症が猛威を振るう。雲南の地方病であったペストは、香港や満洲に拡大し、世界中に広がることになる。中国は公衆衛生の確立を迫られ、モデルを帝国日本に求める。本書は、ペスト、コレラ、マラリアなどの感染症被害の実態、その対応に追われる「東亜病夫」と称された中国の苦悩とその克服に挑む姿を描く。

目次

  • 第1章 ペストの衝撃(ペストのグローバル化—雲南・香港から世界へ;感染症の政治化—列強の思惑と国際ペスト会議)
  • 第2章 近代中国と帝国日本モデル(公衆衛生の日本モデル—植民地台湾と租借地関東州;中華民国と「公衆衛生」)
  • 第3章 コレラ・マラリア・日本住血吸虫病(コレラ—一九世紀の感染症;台湾のマラリア—開発原病)
  • 終章 中国社会と感染症

「BOOKデータベース」 より

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