世界文学のなかの中島敦
著者
書誌事項
世界文学のなかの中島敦
せりか書房, 2009.12
- タイトル別名
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中島敦 : 世界文学のなかの
- タイトル読み
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セカイ ブンガク ノ ナカ ノ ナカジマ アツシ
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注記
参考文献: 巻末pi-v
内容説明・目次
内容説明
東洋と西洋の文化伝統をゆたかに混淆させた中島敦。その作品はつねに(我とは何か)という哲学的・根本的な問いを追いつつ、面白い話として物語られた。鋭い思考、敏感な感受性、深い教養によって日本に於ける実存主義文学の先駆となった中島敦は、そのテーマや題材をいかなる手法で展開させたのか。「中島敦作品集」の英語翻訳者が海外の研究をふまえ、世界の文学・思潮のなかで中島敦を読む。
目次
- 1 中国古典世界を旅して(歴史小説家としての中島敦;闇にひとすじの光—中島敦の「名人伝」)
- 2 中島敦のインターテクスチュアリティ(『ファウスト』『ツァラトゥストラ』のインターテクストとしての「悟浄歎異」;中島敦のミクロネシア、そして戦争体験;ロバート・ルイス・スティーヴンソンを追って—『光と風と夢』と蚕のイメージ)
- 3 資料(「山月記」;「名人伝」;「悟浄歎異—沙門悟浄の手記」 ほか)
「BOOKデータベース」 より