書誌事項

純粋理性批判

カント [著] ; 中山元訳

(光文社古典新訳文庫, [KBカ1-2]-[KBカ1-8])

光文社, 2010.1-

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タイトル別名

Kritik der reinen Vernunft

タイトル読み

ジュンスイ リセイ ヒハン

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注記

底本: "Kants Werke, Akademie Textausgabe III", 2. Aufl. (Walter de Gruyter, 1787)

内容説明・目次

巻冊次

1 ISBN 9784334751982

内容説明

カントは従来の形而上学が陥った独断的なやり方を批判し、人間のもつ理性の可能性とその限界をみさだめる。空間とは何か、時間とは何か、認識はどのようにして成り立つのかを明らかにする。古代以来の哲学の難問を解決しようとした意欲的な試みを再現する。

目次

  • 序論(純粋な認識と経験的な認識の違いについて;わたしたちはアプリオリな認識を所有していること、日常的な知性の利用にもアプリオリな認識が含まれないわけではないこと;哲学には、すべてのアプリオリな認識の可能性、原理、範囲を規定する学が必要である;分析的な判断と総合的な判断の違いについて;理性に基づくすべての理論的な学には、アプリオリな総合判断が原理として含まれる;純粋理性の普遍的な課題;純粋理性批判と呼ばれる特別な学の理念と区分)
  • 第1部 超越論的な原理論(超越論的な感性論(空間について;時間について))
  • 序文(第二版)
巻冊次

2 ISBN 9784334752040

内容説明

人間の認識を成り立たせる二つの能力、感性と知性。1巻では感性について考察した。2巻では知性を分析する。認識のために知性はどう働き、知性が用いる純粋な概念であるカテゴリーはどのように導きだされ、根拠づけされるのか。「形而上学の秘密全体を解くかぎ」の解明に取り組む。

目次

第1部 超越論的な原理論(超越論的な論理学;超越論的な分析論)
巻冊次

3 ISBN 9784334752132

内容説明

3巻の「図式論」と「原則論」では、カテゴリーの根拠づけが対象にたいしてどのように機能するのか、それと時間がどのように関係するのかが解明される。イギリス経験論(ヒューム)を根本的に批判し、認識の主体と対象の相互の関係を論じた観念論も批判する。

目次

第1部 超越論的な原理論(超越論的な論理学(超越論的な分析論(原則の分析論(超越論的な判断力一般について;純粋な知性の概念の図式論について;純粋な知性のすべての原則の体系;すべての対象一般を感覚的な存在と叡智的な存在に区別する根拠について;知性の経験的な使用と超越論的な使用の混同によって生まれる反省概念の両義性について))))
巻冊次

4 ISBN 9784334752231

内容説明

超越論的な分析論を終え、いよいよ超越論的な弁証論が始まる。この巻では、理性の誤謬推論として、心が実体(存在するもの)で、単純(分割できない)であり、破壊できないものであり、不死のものとして身体の死後も滅びることがないという伝統的な形而上学の霊魂論が批判される。

目次

  • 第1部 超越論的な原理論(超越論的な理論学(超越論的な弁証論(純粋な理性の概念について;純粋理性の弁証論的な推論について)))
  • 補遺
巻冊次

5 ISBN 9784334752293

内容説明

世界には時間的な始まりがあるか、空間的な限界はあるか。世界は無限に分割できるか、それ以上は分割できなくなるのか。人間に自由はあるか、それとも必然的な自然法則にしたがうだけなのか。そして、世界には必然的な存在者(=神)が存在するのかどうか。この四つの「二律背反」を考察する。

目次

第1部 超越論的な原理論(超越論的な論理学)
巻冊次

6 ISBN 9784334752354

内容説明

第6巻は「超越論的な弁証論」の第三章「純粋理性の理想」を扱う。ここでは神の現実存在の議論が検討され、デカルト以来の伝統的な近代哲学の神の存在証明が分類され、すべて批判される。そしてこの存在証明に基づく神学の考察と批判が展開されることになる。
巻冊次

7 ISBN 9784334752439

内容説明

「わたしたちは神が命じたから、道徳的に行動する義務があると考えるべきではない。わたしたちは、道徳的に行為すべきことを、みずから“内的な”義務として考えるからこそ、こうした法則が神の命令とみなされるようになったのである。」最難間の書物をついに完全読解する。

目次

  • 第1章 純粋理性の訓練(独断的な使用における純粋理性の訓練;論争的な使用における純粋理性の訓練;仮説についての純粋理性の訓練;理性の証明についての純粋な理性の訓練)
  • 第2章 純粋理性の基準(わたしたちの理性の純粋な使用の究極的な目的について;純粋理性の究極の目的を規定する根拠となる最高善の理想について;臆見、知、信念について)
  • 第3章 純粋理性の建築術
  • 第4章 純粋理性の歴史

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB00742568
  • ISBN
    • 9784334751982
    • 9784334752040
    • 9784334752132
    • 9784334752231
    • 9784334752293
    • 9784334752354
    • 9784334752439
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    ger
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
  • 大きさ
    16cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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