根をもつこと
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書誌事項
根をもつこと
(岩波文庫, 青(33)-690-2,
岩波書店, 2010
- 上
- 下
- タイトル別名
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L'enracinement : prélude à une déclaration des devoirs envers l'être humain
- タイトル読み
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ネ オ モツ コト
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内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784003369029
内容説明
根をもつこと、それは魂のもっとも切実な欲求であり、もっとも無視されてきた欲求である。職業・言語・郷土など複数の根をもつことを人間は必要とする—数世紀にわたる社会的絆の破砕のプロセスを異色の文明観歴史観で辿り、ドイツ占領下の祖国再建のために起草した私的憲法案。亡命先で34歳の生涯を閉じたヴェイユ渾身の遺著。
目次
- 第1部 魂の欲求(秩序;自由;服従;責任;平等;序列;名誉;刑罰;言論の自由;安寧;危険;私有財産;共有財産;真理)
- 第2部 根こぎ(労働者の根こぎ;農民の根こぎ;根こぎと国民)
- 巻冊次
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下 ISBN 9784003369036
内容説明
第二次大戦の敗北で根こぎとなったフランス、ヴェイユはそこに歴史の失敗と世界の変革の可能性を見た。不幸のどん底にある今こそ、国をかたどる真の霊感を鍛えるとき。一切の力の崇拝を拒み、美と正義と真理が一致する唯一無二の善を選ばねばならない。まったき従順のうちに世界は燦然と輝く—“弱さの聖性”という逆説に立脚する世界の構想。
目次
第3部 根づき
「BOOKデータベース」 より