内奏 : 天皇と政治の近現代

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内奏 : 天皇と政治の近現代

後藤致人著

(中公新書, 2046)

中央公論新社, 2010.3

タイトル読み

ナイソウ : テンノウ ト セイジ ノ キンゲンダイ

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注記

参考資料・文献: p238-246

内容説明・目次

内容説明

内奏—臣下が天皇に対し内々に報告する行為を指す。明治憲法下では、正式な裁可を求める「上奏」の前に行われた。戦後、日本国憲法下、天皇の政治関与は否定され、上奏は廃止、内奏もその方向にあった。だが昭和天皇の強い希望により、首相・閣僚らによる内奏は続けられる。天皇は「御下問」し、それは時に政治に影響を与えた。本書は、「奏」という行為から、天皇と近現代日本の政治について考える試みである。

目次

  • 序章 「奏」の近代化—上奏・内奏
  • 第1章 上奏と陸海軍—帷幄上奏と最終決定
  • 第2章 内奏—曖昧な慣習の姿
  • 第3章 権力者たちの認識—日記に登場する内奏
  • 第4章 昭和天皇の「御下問」
  • 第5章 敗戦直後の内奏—廃止と継続の迷走
  • 第6章 自民党政権下の内奏
  • 第7章 平成の内奏—代替わり後の継続と変化
  • 終章 近現代日本の「内奏」とは

「BOOKデータベース」 より

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