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近代日本の戦争と宗教

小川原正道著

(講談社選書メチエ, 474)

講談社, 2010.6

タイトル読み

キンダイ ニホン ノ センソウ ト シュウキョウ

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注記

註: p194-222

内容説明・目次

内容説明

戊辰戦争によって新たな政権が誕生してから、日清戦争・日露戦争の勝利によって対外的な地位を向上させるまで、明治国家のあゆみには、戦争がともなっていた。そうした戦いのなか、神社界、仏教界、キリスト教界は、いかなる反応をみせたのか。従軍布教や軍資金の提供といった積極的な協力姿勢から、反戦論・非戦論をはじめとする、消極的姿勢—、その実態を描く。

目次

  • 第1章 戊辰戦争と宗教—権力交代劇の狭間で(戦争と本願寺;神職たちの戦争と天皇の祈り;徳川家菩提寺のゆくえ)
  • 第2章 台湾出兵—初めての海外派兵と軍資献納(初の海外派兵と大教院;出兵と神宮・出雲大社;その他の神社界の動向と外交交渉の妥協;凱旋と教導職賀章上呈)
  • 第3章 西南戦争—日本最期の内戦の中で(教部省の廃止と戦争の勃発;戦争下における真宗;戦争下における神社;真宗解禁の意義とその後の田中直哉)
  • 第4章 日清戦争—アジアの大国との決戦と軍事支援(戦争の勃発と仏教界の協力;キリスト教界の協力と戦争観;神道界の動き;「従軍」から「開教」へ)
  • 第5章 日露戦争—列強との対決と「団結」(ロシア正教迫害問題の発生と正教側の対応;ロシア正教問題に対する政府・宗教界・軍の対応;日本軍の展開と従軍布教;キリスト教界と非戦の声)

「BOOKデータベース」 より

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