水と緑と土 : 伝統を捨てた社会の行方
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水と緑と土 : 伝統を捨てた社会の行方
(中公新書, 348)
中央公論新社, 2010.7
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ミズ ト ミドリ ト ツチ : デントウ オ ステタ シャカイ ノ ユクエ
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Note
主要参考文献: p203-204
主要参考文献2: p220-221
Description and Table of Contents
Description
かつて日本人は自然を愛し自然に対応して生きる民族だった。それがなぜ現在のように自然を破壊するようになったのか。伝統的な自然観との断絶の跡をふりかえり、自然と人間社会とのバランスを崩した土地利用が何をもたらしたかを、水害、水不足、熱公害、大面積皆伐などの具体的事例から追求する。土壌の生産力こそ真の資源であり、それを失った文明は必ず滅亡するという警告は、日本人に深い反省を促さずにはおかない。
Table of Contents
- 序章 自然観の断絶
- 1 治水の革命
- 2 不足する水資源
- 3 水の収奪
- 4 現代の水思想
- 5 原点としての明治三十年
- 6 緑の破壊者
- 7 失われゆく森林資源
- 8 土壌と文明
- 9 農業の近代化がもたらしたもの
- 終章 新しい道を求めて
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