書誌事項

"It" (それ) と呼ばれた子

デイヴ・ペルザー著 ; 田栗美奈子訳

(ヴィレッジブックス, [N-へ1-10]-[N-へ1-12])

ヴィレッジブックス, 2010.6-2010.7

新訂版

  • 幼年期
  • 少年期
  • 青春期

タイトル別名

A child called "It"

The lost boy

Privilege of youth

Itと呼ばれた子

それと呼ばれた子

ロストボーイ

タイトル読み

ソレ ト ヨバレタ コ

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注記

幼年期: "A child called "It"" (Health Communications, c1995) の翻訳。1998年4月青山出版社刊単行本の文庫化

少年期: "The lost boy" (Health Communications, c1997)の翻訳「ロストボーイ (Itと呼ばれた子 少年期)」 (1999年4月, 青山出版社刊)を改題・文庫化したもの

青年編: "The privilege of youth" (Dutton, c2004)の翻訳

完結編は別書誌<BB2010842X>

叢書番号はブックジャケットによる

内容説明・目次

巻冊次

幼年期 ISBN 9784863322486

内容説明

「なぜ、ぼくだけがこんな目に?」—母親に名前さえ呼んでもらえない。“That Boy(あの子)”から、ついには“It(それ)”と呼ばれるようになる。食べ物も与えられず、奴隷のように働かされる。身の回りの世話はおろか、暴力をふるわれ、命の危険にさらされ、かばってくれた父親も姿を消してしまう—児童虐待の体験者がその記憶をたどることは、きわめて苦痛と困難をともなうものだ。本書は、米国カリフォルニア州史上最悪といわれた虐待を生き抜いた著者が、幼児期のトラウマを乗り越えて自らつづった、貴重な真実の記録である。

目次

  • プロローグ 救い出された日
  • 第1章 幸せだったころ
  • 第2章 ぼくは悪い子?
  • 第3章 何か食べたい
  • 第4章 ナイフ
  • 第5章 父さんが帰らない
  • 第6章 祈り
  • エピローグ ロシア川のほとりで
巻冊次

少年期 ISBN 9784863322493

内容説明

「ぼくには、どこにも居場所がない」—実母によるすさまじい虐待から逃れ、ようやく子どもらしくのびのび暮らせると思えた里子としての暮らし。しかし、そこでも数々の試練がデイヴを待ちうけていた。母親から離れてもなお恐怖にさいなまれ、それでも母親に愛されたいという思いに心を揺さぶられる日々。学校や少年院でのつらい出来事や世間の偏見の目にさらされながら、それでも希望を捨てずに自分の生き方を探しつづける。米国カリフォルニア州史上最悪といわれた児童虐待の体験者が自ら明かす、少年期の記録。

目次

  • プロローグ 家から逃げる
  • 第1章 泣きさけぶ天使
  • 第2章 母さんとの裁判
  • 第3章 ぼくもふつうの子?
  • 第4章 父さんに会いたい
  • 第5章 友だちの裏切り
  • 第6章 母さんのわな
  • 第7章 身代わりの弟
  • 第8章 ぼくの居場所
  • 第9章 旅立ち
  • エピローグ ふたたびロシア川へ
巻冊次

青春期 ISBN 9784863322622

内容説明

「空が暗ければ暗いほど、星はよく見える」実母による虐待から逃れ、里子となって中学校に入学したデイヴを待っていたのは、残酷な“いじめ”だった。友だちが欲しい、語り合える仲間が欲しい—高校生になり、そんなデイヴにもようやく親友と呼べる友人ができる。冒険とスリル、周囲の大人たちとの関わり、そして淡い初恋…。生まれて初めて他人と触れ合い、愛する喜びと信じる強さを学んでゆくデイヴ。決定的な出会いと悩み多き日々をつづった、あざやかに胸にせまる青春期の告白。

目次

  • 第1章 真夜中の知らせ
  • 第2章 囚われの少年
  • 第3章 初めての友達
  • 第4章 静かな町の問題児
  • 第5章 仲間たちの「掟」
  • 第6章 さよなら幸福な場所
  • 第7章 キスまであと五センチ
  • 第8章 仲間の未来、ぼくの明日
  • 第9章 道を探る者たち
  • 第10章 大人への巣立ち
  • エピローグ ふたたび、心の故郷へ

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB02753780
  • ISBN
    • 9784863322486
    • 9784863322493
    • 9784863322622
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    eng
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    3冊
  • 大きさ
    15cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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