日本人の宗教と動物観 : 殺生と肉食
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書誌事項
日本人の宗教と動物観 : 殺生と肉食
吉川弘文館, 2010.9
- タイトル別名
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日本人の宗教と動物観 : 殺生と肉食
- タイトル読み
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ニホンジン ノ シュウキョウ ト ドウブツカン : セッショウ ト ニクジキ
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注記
引用・参考文献: 各章末
内容説明・目次
内容説明
人は、動物を殺し、食べることで、みずからの“いのち”を保っている。日本人がタブー視していた「殺生肉食」という考え方に注目し、仏教と肉食、捕鯨と鯨供養などを分析。自然や動物と日本人との関係を明らかにする。
目次
- ペット殺し社会、日本(「子猫殺し」の衝撃;ペットをとおして浮かび上がる現代の病理)
- 殺生と肉食—その古代と近代)近代仏教にとっての肉食問題
- 動物殺しはどのように正当化できるか
- 宮沢賢治のベジタリアン宣言
- 仏教にとっての殺生と肉食
- 殺生禁断令と古代国家
- 近代に固有の問題として)
- 鯨墓と鯨供養(みすゞの詩で注目された鯨墓・鯨供養;鯨の死に立ち会う鯨捕りの心情;殺生をめぐる二つの態度)
- オオカミをとおして見る人と自然(日本における“オオカミ問題”;オオカミをめぐる科学的知見;オオカミの表象とオオカミとの交渉;柳田国男のオオカミ論;“オオカミ問題”から読み解くべき課題)
- 狩猟をめぐる文化論(狩猟文化は「日本人のルーツ」?;日本の狩猟は独特か?;日本人の身体観と狩猟;狩猟をめぐる問いのゆくえ)
- 「殺す文化/食べる文化」再考(供養理論を見直す;「ドメスティケイション」の視点;新しい宗教類型論のために)
「BOOKデータベース」 より