沈黙の宗教 : 儒教
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沈黙の宗教 : 儒教
(ちくま学芸文庫, [カ28-1])
筑摩書房, 2011.4
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チンモク ノ シュウキョウ : ジュキョウ
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Note
1994年7月筑摩書房から刊行されたものを加筆修正
Description and Table of Contents
Description
日本人の宗教や死生観について考えるとき、すぐに仏教が連想され、戦前はもちろん、戦後もしばらくは影響力を保っていた儒教などは、もはや消え去ったと思われている。しかし、実はそうではない。私たちの宗教感覚の深層には、生命の連続を重んじる儒教が伏流となって流れているのである。それは、たとえば仏教独自のものと思われているお墓や位牌、祖先を祀る儀礼などの中に見ることができる。儒教の道徳性と宗教性の関係、その構造や世界観の紹介と分析を通して、日本人と儒教の深い結びつきを解き明かす。
Table of Contents
- 第1章 儒教の深層—宗教性(霊があると信じますか—新宗教のポイント;魂は“この世”にいる—霊能者が見る霊 ほか)
- 第2章 儒教の構造(宗教性と道徳性と;儒教と現代と ほか)
- 第3章 儒教の表層—道徳性(天と地と人と—礼の発生;誰のために愛するか—別愛と博愛と ほか)
- 第4章 儒教の世界像(万物の中の人間;単位の成立 ほか)
- 第5章 儒教から見た現代(臓器提供はあるのか—脳死・臓器移植の将来;皇室の祈り—“生命の連続”の表現 ほか)
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