書誌事項

日本倫理思想史

和辻哲郎著

(岩波文庫, 青(33)-144-14~17)

岩波書店, 2011.4-2012.2

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タイトル読み

ニホン リンリ シソウシ

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内容説明・目次

巻冊次

1 ISBN 9784003811054

内容説明

『倫理学』と並ぶ和辻哲郎の主著。古代から近代に至る倫理思想の展開とそれを支える社会構造の変遷を、宗教から文学まで視野に収めた壮大なスケールで描き出す試みは、日本思想の通史としていまだ類例がない。戦後まもない1952年に刊行された本著は、これ自体が近代日本の思惟の可能性と困難を照らす生きた史料である。

目次

  • 第1篇 神話伝説に現われたる倫理思想(宗教的権威による国民的統一;神話伝説における神の意義;祭祀的統一にもとづく道徳—清明心の道徳)
  • 第2篇 律令国家時代における倫理思想(政治的国家の形成;聖徳太子の憲法における人倫的理想;人倫的国家の理想;奈良時代における「あきつかみ」の思想;奈良朝平安朝における仁政の理想;平安朝における皇室尊崇)
巻冊次

2 ISBN 9784003811061

内容説明

古代から近代に至る倫理思想の展開と社会構造の変遷を、壮大なスケールで描いた和辻哲郎の主著。本巻で扱うのは、平安末から鎌倉・室町にかけての武家が台頭する時代。武士の主従関係を支えた「献身の道徳」「神国思想」、鎌倉新仏教に顕著な「慈味の思想」など、軍記物語や謡曲も視野に入れつつ、当時の倫理思想を抽出する。全4冊。

目次

  • 第3篇 初期武家時代における倫理思想(武士的社会の形成;坂東武者の習い;公平無私の理想;鎌倉時代の神国思想;慈悲の道徳)
  • 第4篇 中期武家時代における倫理思想(大名の出現と民衆の勢力の擡頭;神皇正統記と太平記;室町時代の文芸復興と教養の準則;謡曲に現われた倫理思想;室町時代の物語に現われた倫理思想)
巻冊次

3 ISBN 9784003811078

内容説明

古代から近代に至る倫理思想の展開を描く和辻の主著。本巻で扱うのは、戦国時代から江戸中期、伝統の破壊と新たな身分制社会確立の時代。戦国大名の家訓に見える武士の道義観、キリシタンの伝来と弾圧、幕府の儒教奨励、中江藤樹・熊沢蕃山・伊藤仁斎等の民間儒学など、変動の時代の倫理をつぶさに読み解く。

目次

第5篇 後期武家時代における倫理思想(武士的社会の再建;戦乱の間に醸成せられた道義の観念;キリシタンの伝道と儒教の興隆;江戸時代前期の民間の儒学;献身の道徳の伝統としての武士道)
巻冊次

4 ISBN 9784003811085

内容説明

古代から近代に至る倫理思想の展開を描く和辻の主著。最終巻の射程は江戸中期から明治期。白石・徂徠・宣長等による復古的思想運動、尊皇から倒幕へと転じる幕末の過程、福沢諭吉に代表される西洋との出会い、そして国民道徳論の錯誤を指弾して壮大な思想史は幕を閉じる。人名・書名索引を付す。

目次

  • 第5篇 後期武家時代における倫理思想(江戸時代中期の儒学、史学、国学等における倫理思想;町人道徳と町人哲学;江戸時代末期の勤王論)
  • 第6篇 明治時代の倫理思想(明治維新;明治時代の倫理思想)

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB05454877
  • ISBN
    • 9784003811054
    • 9784003811061
    • 9784003811078
    • 9784003811085
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    4冊
  • 大きさ
    15cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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