最後の吉本隆明
著者
書誌事項
最後の吉本隆明
(筑摩選書, 0016)
筑摩書房, 2011.4
- タイトル読み
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サイゴ ノ ヨシモト タカアキ
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注記
参考文献: p362-366
内容説明・目次
内容説明
戦後最大の思想家と冠される吉本隆明は、何をもって「最大」とされるのだろう。本書は、吉本自身がこだわった「最後の親鸞」という考えに倣い、吉本思想の本質を「最後の吉本隆明」としてとり出す。けっして大御所にも権威にもならず、市井のなかで思索しつづけた一個の存在が、思想を生き抜くことは可能かという難問に、身をもって可能である、ということを示した、稀有な人間の姿を描く。
目次
- 第1章 吉本隆明という稀有
- 第2章 人生の辛酸と不屈
- 第3章 「事件」としての恋
- 第4章 無敵の論争、背後の含羞
- 第5章 独力独学による“知”の極北
- 第6章 片言隻句としての思想
- 第7章 「世界認識」×「大衆の原像」=吉本思想
- 第8章 一条の光射しこむ還り道
- 第9章 最後の吉本隆明
「BOOKデータベース」 より