書誌事項

日本語の「常識」を問う

鈴木貞美著

(平凡社新書, 586)

平凡社, 2011.5

タイトル別名

日本語の常識を問う

タイトル読み

ニホンゴ ノ「ジョウシキ」オ トウ

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注記

主な参考文献: p324-327

内容説明・目次

内容説明

日本語の表記には漢字も仮名文字もあるように、純粋な単一言語がないことは、歴史を見れば明らかだ。だが明治期以降、西欧文化的な価値観にとらわれ、言語ナショナリズムの考え方に陥ってしまったのだ。はたして、文化と文化圏の歴史的な違いを無視して、日本語を語ることができるのだろうか。言語学や国語学だけではない、文化史からの日本語論。

目次

  • 序章 文化史の視角—日本語とは何か(日本語といえば日本の国語?;漢文は国語か? ほか)
  • 第1章 日本語—そのはじまりを考える(言語とは何か?;ヤマト言葉は誰のものか? ほか)
  • 第2章 王朝文化—バイ・リテラシーの定着(漢字の読みが複数になった理由は?;いろは歌と五〇音図の関係は? ほか)
  • 第3章 武家政治—言葉の秩序と叛乱(うたい文句は道理と無私?;マコトの誕生? ほか)
  • 第4章 帝国秩序—言葉の叛乱と変容(どのような言葉の制度がつくられたのか?;訳語には危険が潜む? ほか)

「BOOKデータベース」 より

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