カズオ・イシグロ : 「日本」と「イギリス」の間から

書誌事項

カズオ・イシグロ : 「日本」と「イギリス」の間から

荘中孝之著

春風社, 2011.3

タイトル別名

Kazuo Ishiguro

カズオイシグロ : 日本とイギリスの間から

タイトル読み

カズオ イシグロ : 「ニホン」 ト 「イギリス」 ノ ハザマ カラ

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注記

参考文献一覧: p243-276

内容説明・目次

内容説明

本人は否定しながらも、その出自ゆえに指摘される「日本的なるもの」とは—川端や谷崎を参照しつつ、イシグロ文学に新たな光を当てる。日英における受容の違い、母性憧憬、「オリジナルとコピー」などをテーマとして考察。

目次

  • 第1章 カズオ・イシグロと原爆—アラキ・ヤスサダ事件を参照して
  • 第2章 カズオ・イシグロと川端康成—遠い記憶のなかの日本
  • 第3章 英語で書かれた想像の日本語—カズオ・イシグロと翻訳
  • 第4章 カズオ・イシグロの文体とテーマに見られる日本的美学—谷崎潤一郎の『文章読本』を参照して
  • 第5章 他者との共生のためのレッスン—『充たされざる者』を読む
  • 第6章 カズオ・イシグロの作品に見られる母性への憧憬—『わたしたちが孤児だったころ』を中心に
  • 第7章 カズオ・イシグロの日本表象—川端康成との対比を通して
  • 第8章 「オリジナル」と「コピー」の対立—『わたしを離さないで』を読む
  • 補論1 日本におけるカズオ・イシグロ—その受容と先行研究の整理
  • 補論2 イシグロと長崎

「BOOKデータベース」 より

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