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イタリアの中世都市

亀長洋子著

(世界史リブレット, 106)

山川出版社, 2011.10

タイトル読み

イタリア ノ チュウセイ トシ

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注記

年表: p87

参考文献: p88-90

内容説明・目次

内容説明

古代共和制の伝統の名残やキリスト教世界の理念が展開するなか、中世イタリアの都市民は、本来の理想を完全に放棄せず、遵守もせず、抜け道を探してさまざまな制度やシステムを生み出し、そして活用した。そこには矛盾や欺瞞が満ちているが、広い世界に躍進しようとする気質、たくましさが鮮やかに浮かび上がって見えてくる。中世イタリア都市の制度やシステム、その利用者としての都市民を描くなかで、彼らの行動原理や都市社会の魅力を語っていこうと思う。芸術面に限らない彼らの創意工夫の歴史の一端を、本書を通じて読者は垣間見ることができるだろう。

目次

  • 中世イタリア都市の魅力
  • 1 コムーネの登場
  • 2 公平性の原理と諸制度の展開
  • 3 中世都市の財政と市民生活
  • 4 都市の向こうの中世イタリア都市民

「BOOKデータベース」 より

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