世界史の中のアラビアンナイト
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世界史の中のアラビアンナイト
(NHKブックス, 1186)
NHK出版, 2011.12
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セカイシ ノ ナカ ノ アラビアン ナイト
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Note
参考文献: p259-262
本書関係年表: p263-267
翻訳本・刊本の対照表: p268-270
Description and Table of Contents
Description
「開け、ゴマ!」の呪文で膨大な金貨を手にするアリババ。ランプの精の助けを得て、大金持ちとなったアラジン。魔法と金銀財宝のイメージに富むアラビアンナイトの物語は、世界中の読者を魅了し、中東文化をのぞきみるための窓となった。しかし、この物語集はどこまで中東を表象できているのだろうか?九世紀の中東に生まれたアラビアンナイトは、十八世紀にヨーロッパ世界へ翻訳紹介されてからというもの、従来の姿から自在に変容を遂げることで世界文学の地位を確立した。近代の幕開けと西欧植民地主義によって翻弄された物語の来歴を、世界史のダイナミズムの中に描き出す。
Table of Contents
- 序章 エブリマンズ・アラビアンナイト
- 第1章 アラジン、アリババ、シンドバード
- 第2章 アラビアンナイト成立史
- 第3章 光は東方より—ガラン版
- 第4章 東方の夢—失われた写本を求めて
- 第5章 インドへの道—征せよ、ブリタニア
- 第6章 エジプト系伝承の集大成—ブーラーク版
- 第7章 オリエンタリズムの文学的結実—マルドリュス版
- 終章 シェヘラザードをめぐって—世界文学への道
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