公共哲学からの応答 : 3・11の衝撃の後で
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公共哲学からの応答 : 3・11の衝撃の後で
(筑摩選書, 0030)
筑摩書房, 2011.12
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公共哲学からの応答 : 311の衝撃の後で
公共哲学からの応答 : 3・11の衝撃の後で
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コウキョウ テツガク カラノ オウトウ : 3・11 ノ ショウゲキ ノ アト デ
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参考文献: p217-222
Description and Table of Contents
Description
二〇一一年三月一一日に東日本を襲った大地震と大津波、それにともなう福島の原発事故は、実際上の問題だけでなく、公共哲学という“善き公正な社会を追求し、現下の公共的問題を考える”学問にも様々な問いを投げかけることとなった。それらに今どのように応えるのがふさわしいのか。日本における第一人者が、議論の手がかりとなる有力な学説を紹介しながら、3・11以降の社会を考えるための羅針盤を提示する。
Table of Contents
- 序章 3・11の衝撃と公共哲学(公共哲学とポスト3・11—その意味するもの;3・11が突きつけた諸問題と諸課題)
- 第1章 公共哲学の「人間‐社会」観と倫理観(「滅私奉公・滅公奉私」対「活私開公・滅私開公・滅私開公=新しい公共」;「活私開公」の政治思想;「滅私開公」の政治思想;新しい倫理的なヴィジョン;「居場所」/「出番」とグローカル公共哲学)
- 第2章 メディアと宗教の公共的役割(メディアをめぐる二〇世紀の古典的論争—リップマン対デューイ;公共世界を活かすメディアへの途;欧米の論客たちの「宗教と公共」論;日本の知的端緒の再発見;宗教間対話と協働の公共哲学のために)
- 第3章 新しい「公共的な諸学」の構想(「自然‐技術」観、歴史観、そして、学問論の問い直しへ;ポスト専門化時代の学問理念—現状分析・ヴィジョン・政策論;責任倫理、リスク社会、人間の安全保障と人間の発展;科学技術の将来とガヴァナンス—熟議民主主義に向けて;経世済民の学のために—意識改革と公共的価値論)
- 第4章 これからの正義と人権の話をしよう—サンデル・ブームを超えて(ロールズ以降、何が争点とされ、何が争点とされていないのか;正義の危うさにどう対処するか;グローバルな正義をどう考えるか;環境的正義とは何か;応報(報復)的正義対関係修復的正義—罪と罰をめぐる正義論の相克;これからの日本のグローカルな役割)
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