日本思想史新論 : プラグマティズムからナショナリズムへ

書誌事項

日本思想史新論 : プラグマティズムからナショナリズムへ

中野剛志著

(ちくま新書, 946)

筑摩書房, 2012.2

タイトル読み

ニホン シソウシ シンロン : プラグマティズム カラ ナショナリズム エ

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注記

参考文獻: p232-236

内容説明・目次

内容説明

幕末の危機に際して、優れた国家戦略を構想した会沢正志斎。尊王攘夷を唱えつつ、抜本的な内政改革を訴えた彼の『新論』はけっして無謀な排外主義ではなかった。むしろそのプラグマティックで健全なナショナリズムに学ぶべきところは大きい。正志斎の思想の秘められたルーツを伊藤仁斎、荻生徂徠の古学に探り、やがてその実学の精神が福沢諭吉の戦略思想に引き継がれていることを解明。隠された思想の系譜を掘り起こし、現代日本人が求めてやまない国家戦略の封印を解き放つ。

目次

  • 第1章 消された系譜—古学・実学・水戸学(開国イデオロギーの呪縛;開国までの歴史 ほか)
  • 第2章 伊藤仁斎の生の哲学(尊王攘夷論の導火線;解釈学 ほか)
  • 第3章 荻生徂徠の保守思想(徹底したプラグマティスト;方法論 ほか)
  • 第4章 会沢正志斎の自由主義(古学が生んだ戦略家;古学と水戸学 ほか)
  • 第5章 福沢諭吉の尊王攘夷(実学を重んじたナショナリスト;福沢諭吉の国体論 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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