境界域からみる西洋世界 : 文化的ボーダーランドとマージナリティ
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境界域からみる西洋世界 : 文化的ボーダーランドとマージナリティ
(Minerva西洋史ライブラリー, 93)
ミネルヴァ書房, 2012.3
- タイトル読み
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キョウカイイキ カラ ミル セイヨウ セカイ : ブンカテキ ボーダーランド ト マージナリティ
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注記
その他の編著者: 中井義明, 朝治啓三, 高橋秀寿
収録内容
- 文化的ボーダーランドとマージナリティ / 田中きく代, 中井義明著
- 海軍工廠都市ロシュフォールの誕生 / 阿河雄二郎著
- 英国コーンウォールにおける海難の近代史 / 金澤周作著
- サンフランシスコのヴィジランティズム / 横山良著
- ドイツ第二帝政下のポーゼン / 飯田収治著
- 中世末期ロンドンの娼婦たち / 赤阪俊一著
- 一七世紀パリにおける宗教と政治 / 山上浩嗣著
- 東西世界のはざまとしてのミレトス / 中井義明著
- 中世英仏関係にみる境界都市ボルドー / 朝治啓三著
- クラクフにおける民族の再生と新興市民層の形成 / 藤井和夫著
- 冷戦の境界ベルリンの空間形成 / 高橋秀寿著
- アテナイ市民の自覚と美術表現 / 関隆志著
- 一七世紀アムステルダムにおける古代の再生 / 加藤哲弘著
- エリー運河全通祭と一九世紀の政治文化 / 田中きく代著
内容説明・目次
内容説明
歴史上の境界は、単なる「線」ではなく、調停や融和を醸成する要因を含む「空間」である—。地理的な空間を超え、様々な人、言語、文化、経済などが混じり合う「文化的ボーダーランド(境界域)」。本書は、古代から現代にいたる西洋世界の歴史のなかで、新たな文化の起点となってきたボーダーランドを取り上げ、歴史研究への複層的アプローチを試みる。
目次
- 文化的ボーダーランドとマージナリティ
- 第1部 辺境としての境界域(海軍工廠都市ロシュフォールの誕生—近世フランス海軍成立史のひとこま;英国コーンウォールにおける海難の近代史—ジョン・ブレイ翁の『回想録』(一八三二年)を読む ほか)
- 第2部 内なる辺境としての境界域(ドイツ第二帝政下のポーゼン—境界域における諸民族の相克と共生;中世末期ロンドンの娼婦たち—ロンドン郊外サザクの娼館条例を読む ほか)
- 第3部 文明・帝国・民族の交差点としての境界都市(東西世界のはざまとしてのミレトス—ある境界都市の歴史;中世英仏関係にみる境界都市ボルドー—ワインと平和 ほか)
- 第4部 表象される境界域(冷戦の境界ベルリンの空間形成—国民をつくる空間;アテナイ市民の自覚と美術表現—民主政成立期における陶工の意識変化 ほか)
「BOOKデータベース」 より