未完のファシズム : 「持たざる国」日本の運命

書誌事項

未完のファシズム : 「持たざる国」日本の運命

片山杜秀著

(新潮選書)

新潮社, 2012.5

タイトル別名

未完のファシズム : 持たざる国日本の運命

タイトル読み

ミカン ノ ファシズム : モタザル クニ ニホン ノ ウンメイ

大学図書館所蔵 件 / 234

注記

主要参考文献: p335-339

内容説明・目次

内容説明

天皇陛下万歳!大正から昭和の敗戦へ—時代が下れば下るほど、近代化が進展すればするほど、日本人はなぜ神がかっていったのか。皇道派vs.統制派、世界最終戦論、総力戦体制、そして一億玉砕…。第一次世界大戦に衝撃を受けた軍人たちの戦争哲学を読み解き、近代日本のアイロニカルな運命を一気に描き出す。

目次

  • 第1章 日本人にとって第一次世界大戦とは何だったのか
  • 第2章 物量戦としての青島戦役—日本陸軍の一九一四年体験
  • 第3章 参謀本部の冷静な『観察』
  • 第4章 タンネンベルク信仰の誕生
  • 第5章 「持たざる国」の身の丈に合った戦争—小畑敏四郎の殲滅戦思想
  • 第6章 「持たざる国」を「持てる国」にする計画—石原莞爾の世界最終戦論
  • 第7章 未完のファシズム—明治憲法に阻まれる総力戦体制
  • 第8章 「持たざる国」が「持てる国」に勝つ方法—中柴末純の日本的総力戦思想
  • 第9章 月経・創意・原爆—「持たざる国」の最期

「BOOKデータベース」 より

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