オリンピックと商業主義

書誌事項

オリンピックと商業主義

小川勝著

(集英社新書, 0645H)

集英社, 2012.6

タイトル読み

オリンピック ト ショウギョウ シュギ

大学図書館所蔵 件 / 221

注記

参考文献: p218-220

内容説明・目次

内容説明

オリンピックをテレビ観戦していると、他のスポーツイベントとは「風景」が違うことに気づく。それは「会場に広告看板がない」からだ。クーベルタンが理想を掲げて創始した近代オリンピックの「格式」は、そのような形で今も守られている。だが舞台裏では、莫大な放映権料やスポンサー料がIOCの懐を潤し、競技自体にまで影響を及ぼすという実態がある。一方で、その資金のおかげで税金の投入が回避され、途上国の選手が参加できるという現実もある。果たして、オリンピックが「商業主義」を実践するのは是なのか非なのか。本書は、五輪礼賛でも金権批判でもないスタンスで、この問題を深く掘り下げる。

目次

  • 序章 三つのロンドンオリンピック
  • 第1章 「商業主義」の起源と歴史(「商業主義」の定義;聖火リレーを「売った」理由;三種類の開催資金 ほか)
  • 第2章 「商業主義」の弊害とは何か(ロサンゼルスでは、明確な「弊害」はなかった;「一線を越えた」ソウルの競技時間変更;放映権料をめぐる裏事情;テレビマネーに配慮する必要はなかった? ほか)
  • 第3章 五輪マネーは、どのように分配されるのか(「全世界的スポンサー」TOPの誕生;協賛金は二〇年前の七倍に;IOCにマーケティング専門家を招聘 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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