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複数の「ヒロシマ」 : 記憶の戦後史とメディアの力学

福間良明, 山口誠, 吉村和真編著

青弓社, 2012.6

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複数のヒロシマ : 記憶の戦後史とメディアの力学

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フクスウ ノ ヒロシマ : キオク ノ センゴシ ト メディア ノ リキガク

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Description and Table of Contents

Description

戦後日本でヒロシマは人々にいかに欲望されたのか。新聞・雑誌や映画、マンガ、観光を対象に、反戦・平和、被爆体験、原水爆禁止、反原発、原子力の平和利用など、時代・場所によって異なるヒロシマ像やその社会背景、そしてメディアの力学を多角的に読み解く。『はだしのゲン』の中沢啓治、『夕凪の街 桜の国』のこうの史代へのロングインタビューも所収。

Table of Contents

  • 第1部 広島の「ヒロシマ」(「被爆の明るさ」のゆくえ—戦後初期の「八・六」イベントと広島復興大博覧会;大衆文化としての地方文芸と被爆体験—詩誌「われらの詩」「われらのうた」の文芸的公共性;連続と断絶の都市像—もう一つの「平和」都市・呉)
  • 第2部 ポピュラー・カルチャーの力学(マンガに描かれた「ヒロシマ」—その“風景”から読み解く;“被爆国民”の「悲劇」と「怨嗟」—『ゴジラ』と「原爆映画」をめぐって;被曝変異譚への欲望—「ウルトラの世界」と放射線;廣島、ヒロシマ、広島、ひろしま—広島修学旅行にみる戦争体験の変容)
  • 第3部 作家インタビュー(解題—「ヒロシマ」を描いた二人の漫画家;インタビュー 中沢啓治—戦後の社会史・メディア史における『はだしのゲン』;インタビュー こうの史代—非体験とマンガ表現)

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