飛鳥の木簡 : 古代史の新たな解明

書誌事項

飛鳥の木簡 : 古代史の新たな解明

市大樹著

(中公新書, 2168)

中央公論新社, 2012.6

タイトル読み

アスカ ノ モッカン : コダイシ ノ アラタナ カイメイ

大学図書館所蔵 件 / 295

注記

参考文献: p258-267

飛鳥の木簡関連年表: p268-270

内容説明・目次

内容説明

かつて日本古代史は、『日本書紀』『古事記』や中国の史書に頼らざるを得なかった。だが一九九〇年代後半以降、三万点以上に及ぶ飛鳥時代の木簡の出土が相次ぎ、新たな解明が進み始める。本書は、大化改新、中国・朝鮮半島との関係、藤原京造営、そして律令制の成立時期など、日本最古の木簡から新たに浮かび上がった史実、「郡評論争」など文献史料をめぐる議論の決着など、木簡解読によって書き替えられた歴史を描く。

目次

  • 序章 一三〇〇年の時を超えて
  • 第1章 日本最古の木簡(紀年銘木簡から探る;考古学的見地から探る;日本における木簡使用の始まり)
  • 第2章 大化改新はあったのか(「乙丑年」荷札木簡の衝撃;荷札木簡からみた「国—評—五十戸」制)
  • 第3章 天武天皇と持統天皇の王宮(日本最古の暦;石神遺跡の性格;飛鳥浄御原宮の姿)
  • 第4章 飛鳥の総合工房(富本銭を鋳造した攻防;飛鳥池工房の性格)
  • 第5章 飛鳥寺の多彩な活動—日本最古の寺院の姿(飛鳥寺と道昭;宗教・医療・経済活動)
  • 第6章 藤原京の誕生(長い造営工事藤原京の街並み;都市問題の発生と信仰)
  • 第7章 日本古代国家の転換点—大宝律令制定の波紋(一三〇〇年後の大発見;画期としての七〇一年)
  • 終章 「飛鳥の木簡」の意義

「BOOKデータベース」 より

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