貨幣主権論
著者
書誌事項
貨幣主権論
藤原書店, 2012.6
- タイトル別名
-
La monnaie souveraine
- タイトル読み
-
カヘイ シュケンロン
大学図書館所蔵 件 / 全141件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
監訳: 坂口明義
原著 (Paris : Odile Jacob, 1998) の全訳
内容説明・目次
内容説明
貨幣を単なる交換の道具と考える主流派経済学は、貨幣を問題にできない。インドウェーダ社会、アレアレ社会、古代ローマ社会、アフリカ王権社会など非近代社会と、ユーロ創設を始めとする現代の貨幣現象の徹底分析から、貨幣の起源を明らかにし、いまだ共同体の紐帯として存在する近代貨幣の謎に迫る。
目次
- 第1部 債務(ヴェーダ・インドにおける祭式的行為への支払い;貨幣取引の儀礼的基礎、もしくは殺し屋に礼を尽くす方法;主権性と正当性の狭間にある金融的事実および貨幣手段—アルカイック社会の金融制度)
- 第2部 主権(市場経済の貨幣的秩序;メラネシア共同体にとっての貨幣と、ヨーロッパ社会の個人にとっての現代貨幣とを比較する;古代ローマにおける戸口調査・評価・貨幣)
- 第3部 信頼(勤労者社会における債務と貨幣の二元性について;西・赤道アフリカにおける脱貨幣化と再貨幣化(一九‐二〇世紀);信頼と貨幣—埋め合わせ・保護・統合の諸紐帯についての心理学)
- 第4部 現代の諸進化(自己準拠貨幣—現代の貨幣進化に関する考察)
「BOOKデータベース」 より