中国と茶碗と日本と

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中国と茶碗と日本と

彭丹著

小学館, 2012.9

タイトル読み

チュウゴク ト チャワン ト ニホン ト

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注記

参考文献一覧: p288-296

内容説明・目次

内容説明

日本には、中国ではいつのまにか廃れてしまった「中国」があると、著者は説く。漢字、着物、端午の節句などの行事等々。しかしそれらの「中国」は、どこか姿を変えた不思議な「中国」なのだ。そして茶の湯に親しむなかで著者は、名物茶碗や国宝茶碗の多くが中国から渡来した唐物で、しかも中国には残されていないことに気づく。なぜ日本人は唐物を自らの“国宝”としたのか。なぜそれらの優品が中国には残っていないのか。中国と日本の間に横たわる広くて深い文化的差異の大海に漕ぎ出した、まったく新しい日中比較文化論の誕生である。

目次

  • 第1章 青磁茶碗の謎(中国青磁の原点、越州窯青磁がやってきた;茶人に重宝された「砧青磁」;「珠光青磁」と侘び;青磁茶碗の名付けと格付け)
  • 第2章 天目茶碗の謎(日本人はそれを「曜変天目」と名付けた;玳皮天目の運命;油滴天目と禾目天目の流転)
  • 第3章 祥瑞茶碗の謎(祥瑞の誕生;五良大甫と祥瑞の不可思議な関係)
  • 第4章 龍文の謎(龍はいかなる存在か;陶磁器における龍文の日中比較)

「BOOKデータベース」 より

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