落語の国の精神分析
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落語の国の精神分析
みすず書房, 2012.11
- タイトル読み
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ラクゴ ノ クニ ノ セイシン ブンセキ
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内容説明・目次
内容説明
与太郎、若旦那、粗忽者…落語の国の主人公たちは、なぜこんなにも生き生きとして懐かしいのか?登場人物たちのキャラクターと病理の分析を軸に、古典落語の人間観と物語の力を解き明かす。ひとり語りのパフォーミングアート・落語が生み出す笑いと共感のダイナミズムに迫り、落語家の孤独を考える。観て、聴いて、演るほどまでに落語に魅せられてきた精神分析家による、渾身の落語評論。巻末には立川談春師匠との対談「落語の国の国境をこえて」を収録。
目次
- 孤独と分裂—落語家の仕事、分析家の仕事
- 「死」と「死体」のあいだ—「らくだ」
- 変わること、夢見ること—「芝浜」
- 若旦那の悲喜劇—「よかちょろ」
- 無私、江戸っ子、生き続けること—「文七元結」
- 粗忽と乖離—「粗忽長屋」
- 与太郎とは誰か
- できごととしての「居残り」—律儀と放縦
- 男はつらいのか—「明烏」若旦那の変容
- 「生きている」ことと「死んでいる」こと—「寝床」〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より