偶然性の問題
著者
書誌事項
偶然性の問題
(岩波文庫, 青(33)-146-3)
岩波書店, 2012.11
- タイトル読み
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グウゼンセイ ノ モンダイ
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注記
九鬼周造著『偶然性の問題』 (岩波書店, 1935年刊) を文庫化したもので、同初版の手沢本を底本として成った『九鬼周造全集 第2巻』所収のテクストに拠る
九鬼周造年譜: p443-459
内容説明・目次
内容説明
あらゆる事象はゆくりないめぐり逢いであり、その邂逅の源泉に原始偶然が厳存する—。偶然性を定言的偶然、仮説的偶然、離接的偶然の三つに大別し、偶然性の本質を解明した九鬼周造(1888‐1941)の主著。ヘラクレイトスの偶然論とパルメニデスの必然論の対立以来くりかえし問い続けられてきた「偶然と必然」の問題への九鬼独自の解答。
目次
- 序説(偶然性と形而上学;必然性の本質とその三様態 ほか)
- 第1章 定言的偶然(概念と定言的偶然;綜合的判断の偶然性 ほか)
- 第2章 仮説的偶然(理由的偶然;理由的消極的偶然 ほか)
- 第3章 離接的偶然(離接的偶然の意味;様相性一般 ほか)
- 結論(偶然性の核心的意味;偶然性の内面化)
「BOOKデータベース」 より