沖縄返還と日米安保体制
著者
書誌事項
沖縄返還と日米安保体制
有斐閣, 2012.12
- タイトル別名
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Reversion of Okinawa and the Japan-U.S. security arrangements
- タイトル読み
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オキナワ ヘンカン ト ニチベイ アンポ タイセイ
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注記
博士学位論文 (九州大学, 2006年) の内容を基礎として書き下ろしたもの
主要参考文献: p361-391
内容説明・目次
内容説明
一九七二年の沖縄返還は、五二年の旧日米安保条約の発効と、六〇年の安保改定に続く、日米安全保障体制確立の第三の重要局面であった。返還とともに沖縄は、日米安保体制に包摂され、交渉で決定されたさまざまな合意事項は、東アジアにおいて日米同盟が果たす役割を定め、それは現在にも引き継がれている。本書は、沖縄返還をめぐる対米交渉の過程を、(1)沖縄の早期返還を検討の俎上に載せるための交渉、(2)施政権返還の合意のための交渉、(3)沖縄返還協定の作成をめぐる交渉という三段階に分け、各段階におけるそれぞれの行為主体の意図や論点の推移に着目して、解説する。交渉の過程で見られた、外務省と佐藤榮作首相のバック・チャネルという二つの交渉ルートの相互関係を、日米の公文書、日記・回想録、そして当事者・関係者へのインタビューなどの豊富な史資料をもとに分析し、沖縄返還交渉の全体像に迫る。
目次
- 序論 課題と視角
- 第1章 佐藤内閣の成立と沖縄返還問題の提起
- 第2章 沖縄返還問題の進展
- 第3章 施政権返還交渉の開始
- 第4章 施政権返還交渉の展開
- 第5章 沖縄返還合意の成立
- 第6章 沖縄返還の実現
- 結論 戦後外交における沖縄返還
「BOOKデータベース」 より