西田幾多郎 : 本当の日本はこれからと存じます
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書誌事項
西田幾多郎 : 本当の日本はこれからと存じます
(ミネルヴァ日本評伝選)
ミネルヴァ書房, 2013.3
- タイトル読み
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ニシダ キタロウ : ホントウ ノ ニホン ワ コレカラ ト ゾンジマス
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注記
西田幾多郎略年譜: p333-356
内容説明・目次
内容説明
西田幾多郎(一八七〇〜一九四五)哲学者。京都学派の祖。明治期の青年の意気に燃えつつも、落伍者の悲哀をなめ続けた人生の前段。京都帝国大学の哲学講座で思索に沈潜した大正期の、人生の中段。学問的名声に包まれ、しかし家庭では悲惨に見舞われ続けた昭和期の、人生の後段。再婚で癒されつつも、太平洋戦争の空襲下に絶命した晩年。本書はこの西田の人生と時代の全貌を描き切る。
目次
- 序章 「われ死なば…」
- 第1章 黒板を前にして—一八七〇‐一九一〇(人生軌跡「小生には尚一片の脊梁骨あり」;思想と時代—明治の勃興と「純粋経験」の思索)
- 第2章 黒板を後にして—一九一〇‐一九二八(人生軌跡「我は今深き己の奥底にあり」;思想と時代—大正の憂鬱と「場所」の開け)
- 第3章 黒板を去って(上)—一九二八‐一九三六(人生軌跡「交通巡査ピリピリオヂーチャンスルノデナイ」;思想と時代—昭和の暗雲と「弁証法的一般者」の思想)
- 第4章 黒板を去って(下)—一九三六‐一九四五(人生軌跡「ぶつかるまで何処までも」;思想と時代—昭和の破局と「矛盾的自己同一」の弁証法)
- 終章 「本当の日本はこれからと存じます」—一九四五‐
- 付論 欧米言語圏での西田哲学研究
「BOOKデータベース」 より