書誌事項

日本文学から世界文学へ

川西政明著

(新・日本文壇史 / 川西政明著, 第10巻)

岩波書店, 2013.3

タイトル読み

ニホン ブンガク カラ セカイ ブンガク エ

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注記

参考文献: p343-348

内容説明・目次

内容説明

戦後は間もなく七十年、じつに多彩な文学作品が生みだされてきた。この間に、日本の近代文学が抱えていた「私」「家」「性」「神」「戦争」「革命」「存在」「歴史」などの重苦しいテーマはことごとく書かれてしまった。丹羽文雄・舟橋聖一らによる文壇隆盛の時代から、島尾敏雄・吉行淳之介ら「第三の新人」、古井由吉・阿部昭ら「内向の世代」、安部公房、開高健、大江健三郎、遠藤周作、大庭みな子、そして昭和文壇を支えた三島由紀夫・川端康成らの死による文壇の終焉を経て、世界で読まれている村上春樹までの文学世界に迫る。付・総索引、総目次。

目次

  • 第60章 「私」と官能—尾崎一雄、丹羽文雄、舟橋聖一
  • 第61章 三島由紀夫と川端康成の死
  • 第62章 滅形の人—開高健
  • 第63章 世界に向かって立つ大庭みな子
  • 第64章 苦しむ妻・性の光と闇、そして家族—第三の新人島尾敏雄、庄野潤三、吉行淳之介、安岡章太郎、小島信夫、三浦朱門
  • 第65章 一九七〇年以後の文壇—「内向の世代」を中心に
  • 第66章 踏絵を踏んでよい—遠藤周作
  • 第67章 大いなる文学の前衛—安部公房
  • 第68章 開かれた世界へ—大江健三郎
  • 第69章 村上春樹の冒険

「BOOKデータベース」 より

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