立身出世と下半身 : 男子学生の性的身体の管理の歴史

書誌事項

立身出世と下半身 : 男子学生の性的身体の管理の歴史

澁谷知美著

洛北出版, 2013.3

タイトル別名

The history of male students' sexuality in Japan : self-made man and his body

青少年男子の性的身体の管理をめぐる社会史 : 一八九〇〜一九四十年代の就学者層を中心に

タイトル読み

リッシン シュッセ ト カハンシン : ダンシ ガクセイ ノ セイテキ シンタイ ノ カンリ ノ レキシ

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注記

博士論文「青少年男子の性的身体の管理をめぐる社会史 : 一八九〇〜一九四十年代の就学者層を中心に」 (東京大学, 2009年) の理論枠組みはそのままに、資料を追加し、読みやすく加筆訂正したもの

参考文献: p569-591

内容説明・目次

内容説明

大人たちは、どのようにして少年たちの性を管理しようとしたのか?大人たちは、少年ひいては男性の性や身体を、どのように見ていたのか?この疑問を解明するため、過去の、教師や医師による発言、学校や軍隊、同窓会関連の書類、受験雑誌、性雑誌を渉猟し、当事者へのインタビューを敢行する。探究をつづけて10年—その成果をまとめたのが、この本である。

目次

  • 序章 課題と方法
  • 第1章 立身出世と性的行為の非両立—一八九〇年代における性的身体の使用禁止言説
  • 第2章 「学生風紀問題」にみる青少年の性の問題化—一八八五〜一九一二年の『教育時論』記事を中心に
  • 第3章 「男らしい」人生への誘導—一九一〇〜四〇年代の性教育における花柳病言説
  • 第4章 M検と男子学生—一九三〇年代における男子の性の自己管理
  • 結章 まとめと考察—「生産する身体」と「性的身体」がせめぎあう土壌としての男性身体

「BOOKデータベース」 より

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