アウトバーンとナチズム : 景観エコロジーの誕生

書誌事項

アウトバーンとナチズム : 景観エコロジーの誕生

小野清美著

(MINERVA歴史叢書クロニカ, 7)

ミネルヴァ書房, 2013.5

タイトル読み

アウトバーン ト ナチズム : ケイカン エコロジー ノ タンジョウ

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注記

参考文献: 巻末p13-48

内容説明・目次

内容説明

環境先進国として名高いドイツ。多くの民族の虐殺が行われたナチス体制期にエコロジー的認識が高まったのはなぜか。本書は、ナチス期テクノクラートの世界を代表するトットと景観工学士ザイフェルトのアウトバーン建設・景観形式をめぐる対立と協働の全体像を明らかにし、開発・巨大技術と自然の融和、自然環境保全への格闘とそれらが残した正負の遺産を描き出す。教養市民層とナチズム、ロマン主義とナチズムという問題に挑戦し、「アウトバーン建設」という切り口から、ナチスの新たな捉え方へと導く一冊。

目次

  • 序章 「緑」のアウトバーン
  • 第1章 郷土保護運動の成立と展開
  • 第2章 フリッツ・トットと「ドイツ技術」理念
  • 第3章 第三帝国におけるアウトバーン建設
  • 第4章 景観形成とエコロジー
  • 第5章 「ステップ化論争」とザイフェルトの自然観
  • 第6章 ナチ東方ゲルマン化政策と景観形成
  • 終章 景観エコロジーとナチズム

「BOOKデータベース」 より

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