江戸の風評被害
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書誌事項
江戸の風評被害
(筑摩選書, 0066)
筑摩書房, 2013.5
- タイトル読み
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エド ノ フウヒョウ ヒガイ
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注記
参考文献: p293-300
内容説明・目次
内容説明
資本主義的な市場経済が発達していた江戸期は、「生き馬の目を抜く」社会であった。相場や貨幣改鋳、自然災害、役人の人事動向など、損得に関わる情報は瞬く間に拡がった。なかには虚説や、故意に脚色された風説やうわさもあった。こうした「風評」は、人びとの行動を左右し、政治経済をも動かした。触書などの史料をもとに風評被害の実態とその背景を読み解き、群集心理から江戸の社会システムに迫る歴史読物。
目次
- 第1章 蕎麦を食べると当たって死ぬ—食品をめぐる風評被害
- 第2章 水道に毒が入れられた!
- 第3章 大地震と風評—社会不安を煽る虚説
- 第4章 貨幣改鋳と浮説・虚説—お金をめぐる風評被害
- 第5章 改鋳浮説の予防と金銀通貨統合をめぐる浮説
- 第6章 米相場と浮説—米価・貸借・棄捐令をめぐる風評被害
- 第7章 神社仏閣と「風評利益」
- 第8章 開帳とビジネス
「BOOKデータベース」 より